人工内耳ガールとシングルマザーblog

私は39歳の女性で、娘が8歳であり、姉が11歳です。特筆すべきは、8歳の娘が生まれつき難聴であり、人工内耳をつけていることです。この経験を通じて、私は難聴の子供を持つ親としての貴重な経験を積んできました。私のブログでは、このような家族の一員としての視点から、難聴に関連するトピックや育児のアドバイス、その他の日常生活のエピソードを共有しています。私の目標は、同じような状況にいる他の親たちに寄り添い、支援や情報を提供することです。ブログを通じて、私の経験や知識を活かし、読者の皆さんと共に成長していければと思っ

難聴児のインテグレーション。入学までに必要な事、入学までの流れ

人工内耳を活用できている近年の子供達は
地域の小学校に通う確率が高いようです

娘もその方向に決め今は小学三年生です

入学までの流れや、入学までにしてきた事などをまとめました

校区の幼稚園との交流

ろう学校と幼稚園との併用ができなかった為、ろう学校に週に5回通っていた娘
 
その為、就学予定の小学校には、友達が1人もいませんでした

そこで、少しでも関わりをもたせたかったので、就学予定の小学校の隣にある幼稚園で交流ができないかと

幼稚園に直接電話をしたり、市役所に問い合わせたりし、ろう学校とも話し合った結果

ろう学校からの交流という形で
私と担任の先生も付き添いながらの交流が可能になりました

年中の頃から開始でき、回数は月に3.4回でしたが、みんなとても優しい子供達で、ここで関われた出来事はとてもいい影響になったかと思います


ロジャーの購入

こちらも年中の頃購入で

授業中に先生に付けてもらうようにする為の購入です

ロジャーとは
話し手にロジャー送信機を装着し、補聴器や人工内耳装用者に受信機をつけることで、話し手の声を直接補聴器や人工内耳に届けることができます。 言葉の聞き取りが難しい環境でも相手の声が聞きやすくなります。

購入は補装具費の支給制度を使用するということもあり、ロジャーの有無で雑音下で聴力測定をしたり必要性を確認する必要があり、病院で何度かに分け検査をしまし

検討しているのであれば早めにろう学校や病院などに相談されたほうがいいかと思います

言語習得に力を入れる

マッピングを月に一回から2回に増やし、STの先生と一緒に言葉のお勉強、プリントなどをする時間を長くとってもらいました

そして、児童発達支援教室に通い、言葉の勉強をしました
ここでは個人に合わせたカリキュラムを組んでくれ、プリント学習などでサポートしてくれました

児童発達支援は、
障害者手帳療育手帳を持っているお子さんであれば、受給者証という手帳を市役所で発行してもらい、それを持っていれば通えるサービスです

就学支援委員会

6月頃
就学支援委員会にかけるかどうかを決め、
市町村の教育委員会に直接連絡、もしくは通っているろう学校や、行く予定の小学校を通して連絡をします

就学支援委員会とは??

教育関係者や保育関係者、医師、心理士などで構成される会で、お子さんの可能性を伸ばし、社会参加や自立をめざすために望ましい就学について、専門的な見地から検討・助言を行う委員会です。検討結果は、「地域の学校の通常の学級」、「地域の学校の特別支援学級」、「県立の特別支援学校」のいずれかから、「委員会意見」として出されます

調査は九月ごろから始まりました
ろう学校に、校長先生もしくは教頭先生そして就学支援員の方が見学に来られたり、
就学支援員の方が自宅に聞き取り調査に来られたり、交流先の幼稚園など何度か娘の様子を調査しに来ていました

結果はろう学校が適しているという診断でしたが、結果の通りにしないといけないわけではなく最終はこちらで決める事ができましたので

地域を選びました

引越し

人工内耳を付けて登校する娘が暫くは心配で朝は付き添いたい という思いで
なるべく学校近くに引越しをしました

というのも、人工内耳を両耳つけていても、音の鳴る方向を瞬時に察知できないからです
なっているスマホを探す時、かくれんぼで声がする方向、見ていて分かりづらい様子が見られます

結局一年間毎日朝付き添いました
下校時も途中まで迎えに行きました

校長先生と面談

8月に校長先生と娘も連れて面談をしました
耳の事情を知っておいてもらう為、事前に
配慮していただきたい事など、STの先生に書いてもらった書面を元に説明しました

椅子、机に防音クッションをつけてほしい、視覚的な助けの併用、席順は2、3番目が望ましいなど
他、ロジャーの説明、色々話してきました

その他

8月には他、ランドセルの見学、購入

文房具などの購入

10月は就学時検診

2月は新入児保護者説明会がありました

通学路を歩く練習は数回しました

この辺は他の皆様も同様かなと思います


入学前の担任との打ち合わせ

入学式の数日前、校長先生から連絡をいただき、新しい担任の先生と面談をさせていただきました

配慮してほしい事、お願い事など再度直接お話をし、
入学式の保護者が集まる機会に、担任の先生が、娘の事情を体育館で軽く紹介していただけるという事に決まりました

これは保護者の方々に理解を求め、それぞれのご家庭にて子供達への説明も分かりやすく統一してもらうという目的です

そして、防音クッションをクラスの全ての椅子机につけてくれたのを見せてくださいました
ありがたい限りです

人工内耳は、親子で過ごすには問題なく過ごせるような気がするのですが、親元を離れ集団で行動するとなると、健聴児と違い、配慮を何かしらしてもらう必要があると思います

他の音がうるさいと聞き取れないよ、無視してないよ、気づいてない時は肩を叩いてね、など、お友達に理解してもらえたら過ごしやすい学校生活になると思います