人工内耳ガールとシングルマザーblog

私は39歳の女性で、娘が8歳であり、姉が11歳です。特筆すべきは、8歳の娘が生まれつき難聴であり、人工内耳をつけていることです。この経験を通じて、私は難聴の子供を持つ親としての貴重な経験を積んできました。私のブログでは、このような家族の一員としての視点から、難聴に関連するトピックや育児のアドバイス、その他の日常生活のエピソードを共有しています。私の目標は、同じような状況にいる他の親たちに寄り添い、支援や情報を提供することです。ブログを通じて、私の経験や知識を活かし、読者の皆さんと共に成長していければと思っ

ろう学校に付き添うシングルマザーの働き方


~我が家の場合~

シングルマザーになったのは娘が4歳頃でした〈健聴の姉は7歳〉

我が家の娘は生後6か月から幼稚部を卒業するまでの期間、ろう学校に通いました

祖父母にも頼めず私が毎回付き添いました

周りのお母さん達は働いていない方がほとんどでした

ですがシングルマザーはそうはいきません

  • 転職
  • 児童デイサービスの利用
  • ろう学校に通うペース
  • 幼稚部か、地域の幼稚園、保育所
  • お金のこと

転職

難聴と分かり、ろう学校に通わせる決意をした私はフルタイムの仕事の育休中に退職することにしました

その後両耳の人工内耳の手術が終わって落ち着いた2歳ごろ飲食店でパートをすることにしました

1日3時間程度と短めでした

児童デイサービスの利用

パートの間、娘は児童デイサービスで過ごしました

児童デイサービスは地域によって数も種類も様々だと思います

近くの児童デイサービスに片っ端から問い合わせました

送迎の有無、食事はデイで作ってくれるのか、自宅からの距離、どのような子供達が通っているのか等

20件ほど電話して良いデイサービスに出会う事ができました

時間も相談に乗ってくれその日によって利用時間は様々でした

ろう学校に通うペース

0歳児から3歳児まで

週に3回、2、3時間完全付き添い

〈午前か午後どちらか〉

幼稚部から卒業するまでは

9時から給食を食べて13じ頃まで

朝1時間程度見学後、パートへ

娘は13時頃デイサービス側が直接ろう学校に迎えに行ってくれ、仕事終了後の帰宅時間に合わせて自宅に送迎をしてもらう

という流れでした

時々、クリスマス会や様々なイベントがある時はパートに行かずろう学校を優先していました

幼稚部か、地域の保育所、幼稚園か

幼稚部に上がる前の大きな選択です

住んでる地区により、地域の幼稚園とろう学校の併用をできる地区もあるそうですが

私の住んでいる地区は併用不可でした

悩んだ結果、ろう学校を選びました

地域の幼稚園に行かせると沢山働けたのですが

今しかない娘の言語習得を最優先に考えた結果でした

お金のこと

働き始めは3時間程度のパートでしたが、離婚をしてから徐々に時間を増やしていき

幼稚部の時期は5時間ほど働くようになりました

それでもかなり少ない給料です

児童手当、

ひとり親の手当である児童扶養手当

障害児の手当である特別児童扶養手当、障害児福祉手当、

このような手当をいただける事により生活が成り立っていました。

難聴児の言葉の発達には幼児期がとても大切だといいます

この大切な時期にできる限り寄り添い

ろう学校に通い支援を受けてきた事で

言葉の発達、成長に大きく影響したと思います

ギリギリの生活ではありましたが 我が家の場合、このような生活スタイルにして良かったと思います

新生児聴覚スクリーニング検査でリファーその後

新生児聴覚スクリーニング検査

聞こえていれば気づかぬうちに通過している検査です

長女の時はそんな検査をしたことすら記憶にありませんでした

我が家の次女はその検査にひっかかりました

リファーだと告げられ、色々な心配をされる親御さん達がいらっしゃるかと思います

  • 当時の気持ち
  • 赤ちゃんの頃の様子
  • 補聴器の使用
  • ろう学校について
  • 人工内耳手術
当時の気持ち

次の日の再検査、退院前の再検査、1ヶ月後の再検査

全てリファー

もしかしたら聞こえているかも という微かな希望

耳元で大きな音楽を鳴らして確かめようとしたり

いいタイミングで振り向くと

聞こえているかもと期待をしたり

スマホでは検査のことばかりを調べていました

今思い返すと

マイナスなことばかりを考えていたと思います

赤ちゃんの頃の様子

長女のときにあったモロー反射というものが一度も見られず

どれだけ周囲が騒がしくてもスヤスヤと昼寝をしていました

声を出してケラケラと笑ったりはしていました

ドアを閉めた音に反応した気がした場面があったのですが

後々、振動が伝わったのだと思います

補聴器の使用

紹介状を書いてもらい、診ていただいた大きな病院では

更に細かい検査をしてくれたのですが

どの音域も反応なし

耳元でジェット機の音がしても聞こえないレベルと言われショックでした

結果は重度難聴です

そして医師から、補聴器をすすめられ

4ヶ月から補聴器を開始しました

つけていて何日かすると

つけはじめに、

あー、、あー

と発声練習のようなものをするようになり

やっと自分のこえがきけたのかな?

という感じでした

補聴器ではなんとなく母音で単語を言うくらいまで成長しました

ろう学校について

生後6ヶ月

病院からろう学校の存在を教えてもらい

思い切って電話をかけてみました

存在すら知らなかったろう学校

行ってみると、もっと早くいけばよかった!

という感じでした

私のメンタルケアにもなり

とても安心できる場所でした

通う子供たちも生き生きと過ごしているようで、いい目標が見えました

それから幼稚部卒業まで通いました

人工内耳手術

たくさん悩んで、手術を決意

右耳1才半

左耳2才

両耳に人工内耳埋め込み術をしました

中にはいれたインプラントがあり、外側にも

補聴器のように機械をつけなくてはなりません

補聴器よりも少し大きく重いです

どちらも4時間の手術

本当によく頑張りました

手術以降、人工内耳から音の反応が見られたのは1ヶ月後でした

なかなか反応が見られず心配になっていましたが

ある日 ハッとふりむいたのです

人工内耳の性能の良さには驚いています

8才の今では、発音も綺麗で

声の聴き分け、声真似も上手

音程やリズムは曲によっては苦手なものもありますが

歌を聞くのも歌うのもとても大好きです

ここまでの道のりは長く、これからも色々あると思いますが見守っていきたいと思います

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス